久保田りんさん(22)
三重県伊賀市阿保で10月にオープンしたドッグサロン「わんわん美容室Rin」の店長。「シャンプーやトリミングの時間がわんちゃんにとって楽しい時間になり、飼い主さんにとっても安心できる場所でありたい」と話す。
同市出身。幼いころから犬が身近な存在だった。名張高ではソフトボール部に所属し、卒業後は大阪の専門学校のドッグトレーナーコースに進学。相棒のジャック・ラッセル・テリア「巴琉」(7才・雄)と電車で片道約1時間半かけて通学し、訓練士補、トリマーC級、ハンドラーC級の資格を取得して夢への第一歩を踏み出した。
卒業後は、名張市内のドッグサロンで勤務。体重3㌔のチワワから50㌔のボルゾイまで、多彩な犬種の施術を通して経験を積んだ。今春、「自分の店を持ちたい」と独立を決意。父・昌義さん(46)が空き倉庫を改装し、木の温もりを生かした落ち着きあるサロンとドッグランが完成した。
トリミングやシャンプーカット、爪切り、耳掃除などメニューはさまざま。カウンセリングを丁寧に行い、犬が嫌がる時は決して無理をしない。「かみ癖がある子やシャンプーが苦手な子も、少しずつ慣れてもらえるようにしている」と話す。
飼い主から「毛質のサラサラふわふわが長く続く」「仕上がりが奇麗」と言われた時、仕事の喜びを実感するそう。「わんこと気持ち良く過ごせる街を目指し、地域でのわんこのふんの持ち帰り啓発にも取り組みたい」と話した。

- 広告 -
















