【作品を披露する教室生ら=名張市桔梗が丘6】

 三重県名張市桔梗が丘地区の70代から90代の女性9人が、ブローチやピアス、ネックレスなどを作り、自分で使ったり孫や友人にプレゼントしたりして楽しんでいる。同地区在住の阿部民子さんに手ほどきを受けてハンドメイドを楽しみ、毎年恒例の市老人クラブ連合会の「趣味の作品展」にも出展している。

 作業は、自分が作りたいもののデザインを図にして計画を立てるところから始まり、その図を基に、色分けしたビーズを1つずつ通していく。最も小さい粒の直径は1・6ミリしかなく、編み物のように針で糸を通して柄を表していくのには時間もかかり、根気と集中力が要るという。

 ビーズは人工パールやガラス、木など、さまざまな材料から作られ、雰囲気に合わせて選ぶ。季節の花や、ハロウーィン、クリスマスなどの絵柄を作ることもあり、「年中楽しめる」そう。教室生たちは「3センチ角の作品に4日ほどかかることもあるが、出来上がると何よりうれしい」「他のことを考えず没頭できるのでストレスも無くなる」などと話した。

 活動は桔梗が丘市民センター(桔梗が丘6)で第4木曜の午後1時から同3時まで。会費は半年3000円(月500円)。11月の「市民センター祭り」では無料体験コーナーを実施、約30人が体験し、大好評だったという。

 問い合わせは同センター(0595・65・1206)へ。

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