【表彰式に出席した受賞者たち=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市内の小中学生を対象とした「ばりっこクッキング2025レシピコンテスト」の表彰式が11月12日、同市鴻之台1の市防災センターで開かれた。今年は前年より200人近く多い666人が応募し、小学生と中学生の各部門で3人ずつが受賞した。

滝さんの作品「楽しみ方無限大!名張の牛汁御膳」(名張近鉄ガス提供)

 名張近鉄ガス(本社・同市桔梗が丘1)の主催。子どもたちに食への関心を深めてもらうとともに、親子のコミュニケーションを育んでもらおうと、「わが家の美味しいもん」をテーマに夏休みに合わせて開催した。

 最優秀賞には、桔梗が丘小6年の滝美咲さんと赤目中2年の岩森晃志さん、ばりっこ賞にはつつじが丘小4年の稲森結咲さんと名張中1年の深山福士さん、食品ロス削減賞には桔梗が丘小5年の源治真帆さんと南中3年の稲田佐織さんがそれぞれ選ばれた。オオサンショウウオの形のニョッキや、地元の食材を使った料理など、多彩なレシピがあった。

 滝さんの作品「楽しみ方無限大!名張の牛汁御膳」は、母親と考案。同市のご当地グルメ「牛汁」に焼きおにぎりだけでなく麺も加え、「何度でも楽しめる牛汁」に進化させた。地元産ブドウを使ったサラダも添え、地域の魅力をふんだんに盛り込んだ。滝さんは幼稚園のころから料理に親しんできたといい、「肉料理をもっとうまくなりたい」と今後への意欲を語った。

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