【来年3月末で閉園する国津保育所=名張市神屋】

 三重県名張市は11月12日、休園扱いとなっている市立国津保育所(同市神屋)を今年度末で閉園する方針を示した。この日の市議会教育民生委員会協議会で、市が明らかにした。市は、12月議会で関連条例の一部改正案を提出する予定。

 市保育幼稚園室によると、国津保育所は1965年に「へき地保育所」として認可。87年に現在の建物(鉄筋コンクリート造平屋建、161平方メートル)になった。2004年から公設民営になり、15年に小規模保育事業B型に移行したが、園児数減少などで18年4月から休園。その後は待機児童対応施設となっていた。

 6人以上の保育希望があれば再開することにしていたが、休園から一度も基準に達しなかった。休園中も地域の親子の交流事業が開催されたが、今年4月からはその利用もなかったという。閉園した後は、市が施設の利活用の検討などを進める予定。

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