【名張第九を歌う会の練習の様子=名張市で】
名張第九を歌う会と伊賀コミュニティオーケストラの共催による「合同第九演奏会」が、11月30日午後2時から三重県名張市松崎町のadsホールで開かれる。
1991年に発足した名張第九を歌う会の「第33回市民コンサート第九」と、伊賀地域を拠点に活動する伊賀コミュニティオーケストラの「第22回定期演奏会」を合わせた演奏会。毎年、年末に開催している「市民コンサート第九」には、これまで大阪などから交響楽団を迎えてきた。同会の松岡寿夫代表は「伊賀地域の音楽団体で第九を演奏するのは長年の念願だった。2年前からプロジェクトを組み、双方でさまざまな課題を解決し、実現できた」と話す。
演奏会は2部構成で、第1部はウエーバー作曲の歌劇「魔弾の射手」序曲を同楽団が演奏する。指揮は、同楽団の松田徳秀さん。第2部はベートーベン作曲の「交響曲第9番合唱付き」で、指揮は同楽団の鳥居明夫さん。
オーケストラは同楽団と賛助出演を含め総勢67人。合唱団は名張第九を歌う会の63人と賛助出演を含め約80人。県内在住の4人のソリスト(独唱)とともに歌い上げる。最も有名な「歓喜の歌」を、観客と一緒に合唱する企画もある。
第2部で指揮する鳥居さんは「第九は、シラーの『歓喜に寄す』の詩にベートーベンが作曲し、自由、平等、友愛を讃えて人類に勇気と癒やしを与えてくれる作品。伊賀地域で活動する音楽団体による心が通じ合った演奏で、2人の思いを皆さまにお届けできれば」と話している。
入場料は前売り1200円(当日1500円)。高校生以下は無料。
問い合わせは同会の山田さん(090・7045・3383)へ。
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