【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は10月10日、名張市内の50代男性が、インターネット上で知り合った人物から暗号資産による投資を勧められ、約40万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署がSNS型投資詐欺事件として調べている。

 発表によると、今年7月下旬、動画投稿サイトの男性のアカウントに、外国人女性を名乗る人物からコメントが入り、その後LINEを通じてやり取りをする中で、「投資をしていますか。『VULT通貨』を知っていますか。私の言う通りに投資すれば2か月以内に必ず利益を得られる」と勧められたという。

 男性は8月3日から22日までの間に、ネットバンキングで4回にわたり約40万円相当の暗号資産を相手に送金。4回目の送金後、暗号資産を換金しようとした際に相手から「税金を支払わなければならない」と言われたことを不審に思い、10月9日になって同署へ相談、被害が発覚したという。

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