【ボールを手にする森本さん】

 9月13、14日に岐阜市で開かれる「第34回U15ジュニアセレクトカップ2025ハンドボール大会」東海地区代表選考会に臨む三重県選抜チーム15人のメンバーに、名張市立名張中(同市丸之内)3年の森本咲幸さん(14)が伊賀地域で唯一選ばれた。

 小学校6年間はバスケットボールに熱中し、中学では「バスケと動きやルールが似ている、新しい競技にチャレンジしよう」とハンドボール部に入部。主にバックプレーヤーとして、また昨秋からは主将としてチームを引っ張り、県大会3位などの成績を残した。

 今夏の県大会で優秀選手に選ばれた後、県選抜候補の練習に参加し、セレクションを経て選抜チーム入りが決まった。福田政也監督(29)によれば、森本さんはボールコントロールに長け、さまざまな角度からシュートを打てるのも強みで、「ボールさばきに注目してほしい」と森本さんは話す。

「たくさん吸収したい」

 県選抜のメンバーはクラブチームでプレーする北勢地区の選手が半数以上を占めるが、福田監督は「出場した時にできることを精いっぱい頑張り、最後には『やり切った』と言えるように活躍してきてほしい」と背中を押す。森本さんは「上手な選手たちが多いけれど、負けていられない。周りのプレーからたくさん吸収したい」と意気込みを語った。

 4県の選抜チームが2日間リーグ戦を行う東海地区代表選考会で2位以内に入れば、12月の全国大会に駒を進めることができる。

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