三重県ボディビル・フィットネス連盟(MBBF)主催の県オープンフィットネス大会で、均整の取れた美しい体格を競う「オープンメンズフィジーク40歳以上の部」で優勝に輝いた、伊賀市下柘植の団体職員、中澤俊貴さん(44)=写真(提供)=が、9月13日に盛岡市で開かれる全国大会に出場する。
「軽く体を動かそう」と、30代半ばから甲賀市内にある施設へ筋力トレーニングに通い始めた。本格的に始めたのは2020年、地元にジムがオープンした時から。設備も整っていたこともあり、頻繁に通うようになったという。
筋肉がつき始めると「競技者になりたい」との思いが募り、翌年に地方連盟主催の地方オープン大会に初参加。結果は振るわなかったが、体を絞る重要性を感じ、その翌年も続けて参加した。
23年には地方オープン大会の他、競技者の登竜門的な「マッスルゲート」にも参加するようになり、上位に名を連ね始めた。昨年は大阪、京都、奈良の各地で上位入賞を重ねた。
今年は、可動域が広がるようトレーニング法も変え、「自身のマインドも上げ、優勝を狙いにいった」という。6月の地方連盟主催の地方オープン奈良、京都大会で上位に入り、8月16日に津市であった三重県大会でついに頂点に立った。
中澤さんは「やっとたどり着いた。長かった」と喜びもひとしおだそうで、「今までアドバイスをくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱい」と語る。
日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の全国大会「オールジャパン・マスターズ・フィットネス・チャンピオンシップス」では「名だたる参加者の顔ぶれに緊張している」そうだが、「地元の伊賀米を食べ、増量も減量もしてきた。家族や皆の応援を背に、自分がどこまで通じるか挑戦してきたい」と抱負を語った。
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