【一日こども市長の任命式で自己紹介する児童ら=伊賀市四十九町で】

 三重県伊賀市の児童10人が8月25日、「一日こども市長体験」に参加し、会議に出席したり、消防署などの公共施設を見学したりし、「私が市長になったら」というテーマで意見や思いを発表した。

 参加したのは市内の小学校に通う5、6年生で、市が7月に募集していた。市役所では名刺交換や文書決済の体験があり、児童福祉やこども計画の策定などを担当するこども政策課の会議では職員に質問したり、意見を出したりした。

 庁舎5階の市議会議場であったテーマ発表では、参加者が1分ずつ演説。青山小6年の市川乃彩さんは「伊賀米や伊賀牛の良さをPRし、生産者には補助金、消費者には購入時にポイントをつけ、交換できるようにします」、上野西小5年の北田新さんは「皆がニコニコ笑えるようにしたいです。そのために毎日ニコニコ運動をします」と施策案を披露した。

 一日こども市長体験の終了後、稲森稔尚市長は参加した児童に「伊賀市役所は8万4000人の皆さんの暮らしや幸せを支えている場所だと少しでも知ってもらえたらうれしい」とあいさつした。

- Advertisement -