【取り組むメンバー】

 老若男女が無理なく楽しめ、体力づくりに生かせるよう考案された「3B体操」。三重県伊賀市内在住の60代から80代の女性20人が、同市上野桑町の上野南部地区市民センターで心地良く汗を流している。

 同センターでの教室は2003年に始まった。講師を務める日本3B体操協会公認指導者の和田久子さんは「自分の体に合わせて無理なく動いてもらっている。人生100年という時代に、一歩家を出て楽しみながら、健康づくり、体力づくりをしていただけたら」と参加を呼び掛ける。

 6月初旬の活動では、音楽に合わせた15分ほどのストレッチで始まり、ドーナツを2個つなげた形の道具「ベル」を使ってかかとを上げ下げするなどの運動に移る。更に、伸縮する鎖のような形状の「ベルター」を使って関節をほぐす運動をし、水分補給の時間も取りながら進めていた。

 定年後に体を動かそうと通い始めた70代の女性は「体操を通じて友人ができるのも楽しみ」、開始当初から通う80歳の女性は「長く続けている人が多い。これからもずっとやっていきたい」と話した。

 活動は水曜の午後8時から同9時30分(月3回)と金曜の午前10時から同11時30分(同4回)で、参加費(1か月)は水曜2100円、金曜2800円。

 問い合わせは同センター(0595・23・5236)まで。

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