【名張市役所=同市鴻之台1】
三重県名張市は5月20日、テレビが受信可能な公用車のカーナビと携帯電話計23台で、NHKの受信契約を結んでいなかったと発表した。未払いの料金は、市の試算では100万円から200万円台に上るという。
全国の自治体で同様の契約漏れが生じていることを受け、市が調査した。その結果、全公用車216台のうちテレビが受信できる車が26台で、このうち市消防本部13台、市立病院4台、市上下水道部1台の計18台が受信契約を結んでいなかった。
また、業務で使用するワンセグ機能付きの携帯電話5台(市消防本部4台、市福祉子ども部1台)についても契約漏れが判明した。
市公共施設マネジメント室によると、契約漏れの原因は、テレビの受信機能がある場合、自治体などは一般家庭と異なり受信機ごとに契約が必要との認識が不足していたため。中には、2010年からカーナビを搭載していた可能性がある公用車もあるという。
市は今後、契約や未払い料金の支払い方法をNHKと協議する他、特に必要な場合を除き、テレビを受信できないようにする対策を取るという。
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