【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は4月30日、名張市の70代男性が特殊詐欺に遭い、電子マネー129万円分をだまし取られたと発表した。

 同署によると、男性は2023年3月ごろ、スマートフォンでウェブサイトを閲覧していたところ、「登録されました」とのメッセージが突然表示された。一緒に表示された電話番号に連絡すると、電話に出た相手から「退会費用として20万円が必要」と言われた。

 男性は当初、相手の要求に応じていなかったが、「延滞金が必要」「自宅の差し押さえをする」などのショートメッセージが届くようになり、指示されるまま市内のコンビニで電子マネーカードを購入してコードを撮影して相手に伝えるなどし、24年11月14日ごろから今年4月17日ごろまでの間に、1万円分から10万円分までの電子マネーカード計15枚の利用権利をだまし取られた。

 男性が17日に同署へ窮状を訴え、被害が発覚した。

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