村岡さん支える愛猫メメ「かけがえのない家族」 名張

メメと村岡さん=名張市東町

 三重県名張市東町の美容師、村岡和美さん(62)にとって、キジシロの長毛猫「メメ」(2才・雌)は「かけがえのない家族」だ。

 以前飼っていた猫を亡くし、深い悲しみに暮れていたころ、「猫が生まれたので、どう?」と知人から声をかけられ迎え入れた。まだ幼く、大きな目をくりくりと輝かせていたことから「メメ」と名付けたという。

 人一倍怖がりで、家に来た当初はなかなか触らせてもくれなかったが、時間をかけて距離を縮めると、今ではすっかり甘えん坊に。出かける際には玄関まで見送り、帰宅すると決まった場所で待っているのが日課になった。「ニャア」と鳴くのではなく、小鳥がさえずるような愛らしい声を聞かせるのも魅力の一つだ。

 「たたずまいもビジュアルも、ええし(いいところの家)の子みたいでしょ」と頬を緩ませる村岡さん。大切な人を亡くした時には、悲しみを察したかのように寄り添ってくれたといい、「この子がいなかったら立ち直れていたかどうか」と振り返る。

 暮らしに欠かせない存在となったメメ。「ずっと、いつまでも一緒にいてね」。そう語りかける村岡さんの表情は、優しい笑顔に包まれていた。

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