【工場であった放水訓練の様子=伊賀市佐那具町で】
機能性フィルムやラミネート加工紙などを製造する五洋紙工伊賀上野工場(三重県伊賀市佐那具町)では毎年2回、消防訓練を実施している。これまでは従業員のみで通報や初期消火、放水の訓練に取り組んできたが、今年は3月2日に初めて市消防本部と連携した放水訓練を行い、従業員らの防火意識を高めた。
同社は大阪市住之江区に本社があり、主力の伊賀上野工場(交代制)では約200人で勤務する。昨年末、同工場敷地内にある防火水槽(貯水量45トン前後)を、近隣で火災や災害が発生した時に消防隊が活用できるよう、伊賀消防署と申し合わせを交わしたのを機に、合同訓練を計画してきた。
訓練はボイラー室から出火した想定で、実際に119番通報をし、従業員らが駐車場に避難して人員を確認。続いて同消防署のポンプ車が屋外型の防火水槽から給水したと仮定し、現役消防団員の従業員4人が手際良く屋外消火栓を操作して同消防署の職員とともに約1分間放水した。
同社は2023年度から伊賀市の消防団協力事業所でもあり、同工場統括の宗敏康取締役は「災害はいつどこで起きるか分からない。自分の身は自分で守ることは基本だが、互いに助け合い、被害を最小限に抑える行動の重要性として、弊社の水を活用いただき、周辺地域への貢献を考えている。今回、消防署と一緒に訓練ができたことは貴重な経験になった。防火・防災の意識を高め、被害を無くすよう今後も訓練を実施していきたい」と話していた。
- 広告 -
















