【刺繍を施した作品を紹介する宮﨑さん=伊賀市種生で】
「戦争のことだけでなく、民族衣装の刺繍やバレエ、音楽など、ウクライナの素晴らしい芸術・文化も知ってほしい」。三重県伊賀市沖出身で大阪市在住の大学非常勤講師、宮﨑さとみさん(47)は、伊賀地域で開かれるイベントで自身が制作したウクライナ刺繍の作品などを販売し、収益を現地の人道支援に充てている。
2015年から外務省所管の独立行政法人「国際交流基金」の派遣でウクライナ・キーウに約1年半滞在し、日本語教師としてウクライナ日本センターで教えた。その後、フィリピンでも同様の仕事に従事し、19年に帰国した。
「前向きに頑張る力に」
22年にロシアがウクライナ侵攻を開始。日本にも戦況が伝えられる中、「ウクライナのためにできることはないか」と伊賀市国際交流協会へ相談したところ、「今ウクライナを知る」と題した催しで講演をすることになった。ウクライナの文化や美しい街並み、日本文化への関心の高さなどに触れ、苦境に立たされている、避難した元同僚の現状についても話した。
伝統的なウクライナ刺繍は民族衣装に施される、「魔除け」や「豊穣」などの意味がある伝統刺繍模様で、宮﨑さんは侵攻をきっかけに刺繍を始めた。小さな布の人形や国旗カラーの手作りアクセサリー、ポーチやバッグなどを作っている。伊賀でのイベントでは、これに加えてウクライナの観光名所や自然を撮影した絵はがきやマグカップなども展示販売している。
2月1日にゆめぽりすセンター(同市ゆめが丘1)で開かれるイベント「能登半島・ウクライナ&市民活動応援クラフト市『寄り添いフェスタ』」には約300点を出品する予定で、「戦闘は続いているが、現地の人たちは前向きに頑張っている。皆さんの支援が力になるので、ぜひ立ち寄って」と話していた。
同イベントは午前10時から同4時まで。問い合わせは下猶さん(080・6919・8863)へ。
















