【赤目四十八滝の自然を生かした介護予防についての発表=名張市鴻之台1で】
高齢者が要介護状態になるのを防ぐ「一般介護予防事業」で、三重県名張市では今年度、地域の民間22事業者による新たな取り組みが展開されている。各事業者や市地域包括支援センターの職員ら約30人が参加する連携会議が1月21日、市防災センター(鴻之台1)で開かれ、6事業者がそれぞれの取り組みを発表した。
市観光協会は、同市の観光名所・赤目四十八滝でのハイキングや、青蓮寺のブドウ狩りを取り入れた介護予防事業を昨年10月から12月にかけて計6回実施したことを報告。ハイキングでは、回数を重ねるごとに目的地を不動滝(渓谷入り口から約230メートル)、千手滝(同約800メートル)、布曳滝(同約900メートル)と段階的に変え、自然を体感しながら無理なく運動量を増やす内容とした。参加した高齢者からは「ストレッチやハイキングを通じて足の痛みが軽減した」「仲間と歩くため、日常的に歩く習慣がついた」といった声が寄せられたという。
この他、健康体操に加え、アートやカードゲーム、美容などを取り入れ、楽しみながら心身の活性化を図る介護予防に取り組んだ各事業者の発表もあった。
高齢者の移動手段も意見交換
会議では、大同大学(名古屋市)建築学科都市空間インフラ専攻の樋口恵一准教授と市都市計画室によるワークショップも行われた。参加者は介護予防事業に携わる立場から高齢者の移動手段について意見を交わし、「バス停まで行けない人がいる」「バスの本数が少ない」「送迎サービスが十分に知られていない」「料金が高い」といった課題が共有された。
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