伊賀市新堂 中川昌三さん(77)
高さ3センチから1メートル近い大小さまざまな実に模様を施すヒョウタン細工を楽しむ愛好家グループ「伊賀愛瓢会」の会長。全国組織「全日本愛瓢会」の展示会にも毎年出品し、入賞を重ねている。材料のヒョウタンは畑で栽培し、「1メートルを超すものを作りたい」と意気込む。
仕事や農業の傍ら、60歳の時に畑でヒョウタン栽培を始めた。当初は苗木3本で3個が実ったが、害虫の影響で良い実は収穫できなかった。翌年、伊賀愛瓢会に入会して先輩から作り方を教わり、少しずつ上達していった。
全日本愛瓢会の展示会には2013年に3点を初出品し、見事金賞を獲得。400点余りの多種多様な作品を目の当たりにし、「あんな作品に挑戦したい」「こんな加工にしたらどうか」など、「帰りの新幹線で考えを巡らせ、創作意欲が高まった」という。
自身の作品は、表面に切り込み加工を施し、幾何学的な凹凸を浮かび上がらせるのが特徴で、龍や観音像などを油性塗料で細かく描いたものも。
さまざまな塗料を重ねて水性ペーパーで研ぎ出した作品や、長さ2・4メートルのなぎなた状の大作もある。
4年前に肺がんが見つかり、第2の職場も退職したが、野菜を育てながらヒョウタンの栽培・加工を楽しむ日々。会長として年間計画を立て、月に1回は自宅で加工の指導もしている。「土作りや施肥、苗床作りなどを無理せず頑張り、来年も楽しみたい」と話した。
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