【杉本団長(左端)に年末夜警開始を報告する分団長ら=伊賀市緑ケ丘東町で(伊賀市消防団提供、2枚とも)】

 火災の増えやすい年末年始を控え、三重県伊賀市消防団の「年末夜警」の出発式が12月28日に行われた。30日までの3日間、各分団の消防団員らが夜間にパトロールし、地域住民に「火の用心」を呼び掛ける。

 出発式は午後7時から同市緑ケ丘東町の伊賀消防署前であり、稲森稔尚市長は「消防団の皆さんの姿が見えることこそが市民の安心につながっている。全ての市民の皆さんの幸せを守るためにご尽力いただければ。年末やけを通じ、けがや事故の無いように任務を遂行してほしい」と団員らを激励した。

年末夜警に出発する車列を見送る稲森市長ら=同

 来賓からの激励を受けた後、杉本佳也団長は「交通には十分注意し、寒さが厳しくなってくるので健康管理はしっかりしてほしい。それぞれ防衛しながら警戒をしていただき、市民の安心安全のために頑張ってほしい」と団員らに呼び掛けた。

 式典終了後、中島誠裕副団長の指揮で、各分団の車両がスピーカーで啓発メッセージを流しながら、それぞれの地元へと戻っていった。

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