【田槙さん】
美術作家でイラストレーターの田槙奈緒さん(三重県伊賀市島ヶ原)による作品展「土曜日生まれの語りかけるものたち」が、12月13から21日まで、同市上野丸之内のギャラリー是空で開かれる。入場無料。
京都の美術短大を卒業後、伊賀市の中学校で美術講師として約18年間勤務。退職後は、絵画やオブジェの制作、個展活動や食品パッケージのためのイラスト制作などに携わる。
木や花、鳥や猫などの動物といった自然のものを作品に採り入れることが多く、さまざまな素材・表現で仕上げた絵画や、語りかけるためのもの、祈りの対象物のようなオブジェなども制作している。
過去には、三重県総合文化センターや成田国際空港、伊賀市内の文化施設などで大きな窓に絵を描くイベント「窓アート」も実施。伊賀市文化都市協会の事業「クラシックのための絵本」では、子どもたちに音楽に親しんでもらうため、自作の物語とイラストで制作した6冊の絵本を完成させた。
同ギャラリーでの個展は2回目で、この1年間、「毎週土曜に制作してきた」というオブジェや絵画作品、2026年のカレンダー原画など数十点を展示。木や紙、貝殻を使ったり、木に貼り絵したりして制作したものもある。
田槙さんは「作品に語りかけながら作っているが、できた作品も人に語りかけてくるという感覚がある。そんな作品の広がりを感じてもらえたら」と来場を呼び掛けた。
時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)へ。
田槙さんはインスタグラム(@nikka.pokka.70)でも作品を紹介している。
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