【一日署長の委嘱状を受け取る宮本さん(左)=同市平野山之下】

 年末の交通安全県民運動と年末警戒の合同出発式が12月1日、三重県伊賀市の市社会福祉会館駐車場であり、一日警察署長を委嘱された女子サッカー・なでしこジャパンの選手やコーチで五輪に出場した宮本ともみさん(46)ら約250人が参加した。期間は交通安全県民運動が10日まで。年末警戒が15日から31日まで。

 相模原市出身の宮本さんは高校卒業後に伊賀市を拠点にするプリマハムFCくノ一(現伊賀FCくノ一三重)に入団し、くノ一では計14年プレーした。今年6月からはプロのWEリーグに所属するINAC神戸レオネッサで監督を務めている。

出発式で演奏やダンスを披露する伊賀白鳳高生と桃青の丘幼稚園の園児=同

 参加者へのあいさつで、宮本さんは「伊賀に来て28年目。お世話になった恩返しができないかと思い、一日署長を引き受けさせてもらった。皆さんの力で子どもやお年寄りを始め、全ての方が安心安全に暮らせる毎日にしてもらえたら」と呼び掛けた。式典には伊賀白鳳高の吹奏楽部や桃青の丘幼稚園の園児も参加し、演奏やダンスで意識高揚に一役買った。

 同署管内で今年発生した交通事故は11月末現在、総件数が2247件(前年同期比34件増)、人身事故85件(同23件減)、負傷者98人(30人減)、死者2人(1人増)。特殊詐欺の認知件数は10月末現在で12件(同増減なし)、被害総額が約7310万円(同約1140万円)。

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