【(左から)アイ工務店の日下部拓哉さん、一条工務店の丸上武敏さん、セキスイハイムの中西徹さん】

 三重県名張市瀬古口の「名張住宅展示場」は、9月末まで「ABCハウジング名張住宅公園」として親しまれてきた場所だ。今年10月、地域に根ざした展示場として名称を新たに生まれ変わった。今はインターネットで間取りも施工例も簡単に見られる時代だが、それでも「実際に見て・触れて・体感できる場所の価値」は、改めて注目を集めている。

 以前は朝日放送グループの会社が運営してきたが、今後はモデルハウスを出展する各社が力を合わせて運営していく。現在は▼アイ工務店▼一条工務店▼セキスイハイム▼ミタヤ建築(50音順)の4社がモデルハウスを構えている。住宅性能やデザインの違いを、リアルな空間で確かめられるのが住宅展示場の最大の魅力だ。

 一条工務店名張展示場の佐々木毅史さんは「名称の変更でご心配の声もありましたが、より気軽に立ち寄れる場所にしていきます。お子さまからお年寄りまで、幅広い年代の方に楽しんでいただけるマルシェなどのイベントなども開催し、家づくりの楽しさを伝えたいです」と語る。

いい家 五感で感じて

 図面や写真では分からないのが「五感で感じる快適さ」だ。天井の高さ、光の入り方、床の温もり、家族の声の響き――。そうした感覚は、スマートフォンなどの画面越しには伝わらない。特に、寒暖差が大きい伊賀地域では、気候に合った家づくりが欠かせない。佐々木さんは「間取りやデザインも大切ですが、『快適さ』を体で確かめることが失敗しない家づくりにつながります」と強調する。

 住宅展示場では、各社のモデルハウスを歩きながら、自分たちの暮らしに合う家を体感できる。断熱構造や収納設計、災害への備えなど、メーカーごとの強みを比較しながら担当者に直接質問できる。資金シミュレーションもその場で相談が可能だ。

 南海トラフ地震の際、伊賀地域は最大震度6強が想定されている。台風や豪雨など、自然災害への対策も重要になる。住宅展示場では、各社の防災技術を「見て」「触れて」確認でき、納得いくまで説明を受けられる。

 家づくりは多くの人にとって人生最大の買い物だ。インターネットの情報だけでは見えない「本当の暮らしやすさ」を確かめるため、足を運んで、自らの五感で感じてほしい。〈PR〉

一条工務店スタッフ
アイ工務店スタッフ
セキスイハイムスタッフ
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