【作品を紹介する新さん=伊賀市で】

 53回目を迎える伊賀陶芸会の展覧会「伊賀陶の現在」が11月21から24日まで、三重県伊賀市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれる。

 毎年反響の大きい展覧会で、伝統の技を受け継いで創作表現を続ける40代から80代の会員17人が、各スペースで計約100点の作品を展示する。

 今年は特別企画の「壺展」が講堂である。壺は制作に時間がかかることから作家の個性が出やすく特徴も表れやすい作品だといい、それぞれ独自性を放った大小さまざまな作品が展示される。

 22日午前10時から午後0時30分、同1時から同4時には、講堂の一角で作家のカップでコーヒーを楽しむ企画もある。焼き菓子付きで600円。

 時間は午前9時30分から午後5時(最終日は同4時)まで。入場無料。会期中は酒器や湯のみ、小皿の販売もある。

 同会会長の新学さんは「陶芸を主軸とした展示で、ストレートに伝わるのではないかと思う。風流な和の空間で、庭を見ながら、作品を堪能してもらえたら」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。

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