【飛来したアサギマダラ】

 三重県名張市滝之原の畑に10月中旬、渡りをするチョウ「アサギマダラ」が飛来した。地元の市民グループが昨年から、アサギマダラが花を好むフジバカマを栽培している場所で、同23日には6匹が姿を見せた。

 山林を借りて里山の環境保全を進め、子どもたちに野外活動を通じてさまざまな原体験をしてもらう場所にしようと活動する市民グループ「滝之原ファンベース(芝野利夫代表)」のメンバーが整備している場所の一角。今後はフジバカマを掘り起こして株分けし、植え替えて面積を増やしていく予定だという。

 10月13日に初めて飛来が確認され、晴れた暖かい日にはよく飛んでいるといい、メンバーらは「来年も、広くなった畑にたくさんのアサギマダラが来てくれることを期待している」と話した。

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