【昨年の女性みこしの様子】

 三重県名張市の宇流冨志禰神社(平尾)の秋祭りが、10月25、26の両日、旧市街地一帯で開かれる。名張商工会議所青年部(名張YEG、石田雅士会長)が中心となって企画する「女性みこし」が、今年も26日に登場する。

 昨年の秋祭りで初登場し、今年も続行。数年前まで本町で子どもみこしとして使われ、少子化の影響で出せなくなっていたみこしを女性約20人が担ぎ、旧市街地を練り歩く。

 女性の一部は、花や鳥などの絵があしらわれた色鮮やかな法被を身に着ける。今年は同YEGの男性たちが、周囲で巨大なうちわをあおいで盛り上げる。

 昨年に続いてみこしを担ぐ名張YEGの佐藤有美子さん(40)は「昨年の様子を見て『ぜひ参加したい』と言ってくださる人もいて、うれしい。名張の伝統と文化の魅力を伝え、まちの人と協力して地域を盛り上げていきたい」と話した。

 本町の田中耕作区長(70)は「大切にしてきたみこしが女性みこしとして活気を取り戻し、地元としてもありがたい。本町のだんじりと一緒に祭りを盛り上げたい」と話した。

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