【事故現場付近に供えられた花や飲み物など=名張市上小波田で(10月6日午前8時37分撮影)】
三重県名張市上小波田の国道165号で10月3日未明に軽乗用車が横転し、乗っていた男女6人(いずれも市内在住)が死傷した事故で、県警は7日、死亡した16から23歳の男女5人の死因が判明したと発表した。

司法解剖の結果、死因はそれぞれ、建設業の男性(23)が胸部の強打、職業不詳の男性(20)が頭部の強打、女子高校生(18)が頭部の強打、職業不詳の女性(17)が胸部と腹部の強打、女子高校生(16)が頭部の強打だった。
また、少なくとも1人の遺体からアルコールが検出されたが、詳しい人数は明らかにしていない。警察は、当時の運転者の特定を進める。
男子高校生(16)は骨盤骨折の重傷で県内の病院に入院中だが、命に別条はないという。警察は、男子高校生の回復を待って事情を聴く方針。
事故では、山間部の片側一車線の国道を、定員の4人を超える6人が乗った軽乗用車が津市方面に走行中、右カーブで縁石に接触し、電柱に衝突後に横転。現場の制限速度は時速50キロだが、車の損傷が激しいことから、制限速度を上回るスピードで走行していた可能性もあるという。
※2025年10月7日午後1時50分更新
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