10月11日から岐阜県で開かれる、中学硬式野球の中日本大会「第32回村瀬杯・ボーイズリーグ府県選抜野球大会」に、三重県伊賀地域のチーム「伊賀中央ボーイズ」から上迫朋生さん(青山中3年)が県選抜の一員として出場する。

 友人に誘われ、青山小3年の時に青山少年野球に入団し、捕手でプレーすることが多かったが、伊賀中央では主に三塁手を務めてきた。幼少時から鍛えてきた体幹やバランス感覚は大きな武器で、永浜春喜監督が「抜群の運動神経の持ち主」と評価するように、肩の強さや豊富な体力を生かしてチームを引っ張ってきた。

 劣勢の時、調子が良くない時でも「マイナスに考えず『楽しもう』と思えるメンタルの強さ」が自身の武器だと語る上迫さん。伊賀中央では8月中旬に最後の公式戦に臨み、月末には引退試合もあったが、9月からは同大会に向け、週末に行われる県選抜チームの練習に参加している。

 東海・近畿・北陸の10支部から12チームが参加する同大会に向けて結成された三重県選抜には、県内の8チームから計25人が選ばれており、伊賀地域からは上迫さんが唯一。永浜監督は「自分の将来に役立つことを探りつつ、選抜メンバーとの交流も深めてきてほしい」と言葉をかけた。

 上迫さんは「周りの選手たちの、プレーだけでなく普段からの動きや仕草まで、細かなところを学んできたい」と抱負を語った。

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