【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は9月11日、警察官や検事などをかたる特殊詐欺で名張市の無職の70代男性が現金700万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 同署によると7月22日、男性宅の固定電話に警視庁の警察官を名乗る人物から「詐欺グループの男を逮捕し、家宅捜査をしたところ、あなた名義の口座や携帯電話が見つかった。あなたも詐欺事件に関与している疑いが掛けられている」などと電話があった。

 その後、東京地方検察庁の検事を名乗る人物から電話があり、言われた通りにパソコンを操作したところ、捜索許可状のような画像が添付されたメールが届いた。男性は指示されるまま、7月31日から8月6日までの間に4回にわたって現金を指定された口座に振り込み、だまし取られた。

 その後、不審な取引を検知した金融機関から同署が連絡を受け、男性に確認。被害が発覚した。

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