【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】
三重県警名張署は9月10日、警察官や検事などをかたる特殊詐欺で名張市の20代男性が現金約700万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
同署によると8月23日、男性の携帯電話にドコモのカスタマーセンターを名乗る人物から「詐欺で被害届が出ている。あなた名義の番号が使われている」などと電話があった。
更に長野県警の警察官や検事を名乗る人物から、秘匿性の高いメッセージアプリ「シグナル」をダウンロードするよう誘導され、「あなたは犯人。証拠もある」「保釈金制度があり、優先調査ができるかも」などと言われた。男性名義のキャッシュカード画像も見せられ、信じ込んだ男性は指示されるまま、26日から9月2日までの間に3回にわたって現金を指定された口座に振り込み、だまし取られた。
その後、検事を名乗る人物から「保釈金を返す手続きをする。最寄りの警察署に行って」などと指示され、男性は名張署を訪問。被害が発覚した。
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