【情報提供を求めるちらしを配る伊賀署員=伊賀市服部町で】

 2015年に三重県伊賀市の国道で発生した容疑者不明の死亡ひき逃げ事件が自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の時効まで2か月に迫っている。伊賀署員ら10人が8月29日、現場付近のコンビニ店と市内の大型ショッピングセンターで買い物客らにちらしを配って情報提供を呼び掛けた。

 死亡ひき逃げ事件は約10年前の10月30日午前0時45分ごろ、名阪国道伊賀一之宮インター北にある松原交差点から市街地方面に約200メートルの国道25号で派遣社員の男性(当時41)が近くのコンビニ店から湯を入れたカップラーメンを手に徒歩で帰宅途中、西に向かい走行していたワンボックスカーに背後からはねられた。男性は頭の骨を折るなどし、搬送先の病院で死亡した。

 逃走車両は、現場で見つかった部品から01年以降に製造されたキャラバン(日産)、またはコモ(いすゞ)のワンボックスカーと特定。前部左側が破損している。同署によると、道路交通法違反(救護義務違反)は控訴時効(7年)が既に成立し、この1年間に新たな情報は寄せられていないという。

 被害者の男性は身長約175センチの中肉で、当時は黒のジャンパーと紺色のスラックスを着用していた。野村和之交通課長は「被害者や遺族の無念を晴らすためにも、わずかなことでも情報提供をお願いしたい」と協力を求めた。

 情報提供は同署(0595・21・0110)へ。

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