【レース後にガッツポーズをする北村さん=沖縄県で(家族提供)】

 8月17日から沖縄県で開かれた「第52回全日本中学校陸上競技選手権大会」女子200メートルで、三重県名張市の桔梗が丘中3年、北村環奈さんが連覇を達成した。予選では自己ベストを更新し、決勝では最後に追い上げられるも序盤のリードを守り切った。

 小学5年から地元の陸上クラブ「名張ジュニア」で短距離を中心に競技に取り組んできた北村さんは、4月以降の各種大会の記録を集計した女子200メートルの全国ランキングで昨年は1位、今年は3位で夏の大舞台へ。昨年は決勝で追い風参考ながら24秒35をマークし、優勝していた。

 17日の予選は「前半からのペースを維持できた」と振り返るように、出場選手中唯一の24秒台前半となる自己新の24秒28をマーク。翌18日の決勝は「勝ちたいという気持ちが強く、ラストが伸びなかった」と課題を口にしたものの、24秒81のタイムで後続を振り切った。「勝てたこと、連覇できたことはうれしい」と喜びをかみ締めている。

 この1年、周囲から目標とされる中で、それまでの自己記録(24秒70)をなかなか縮められない焦りもありながら、昨冬以降は毎朝6時から、腕の振り方や足の運び方など、基礎を中心に自主練習を継続してきた。中学年代の今後の大会に向けては「優勝できるよう頑張りたい」と目標を語った。

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