三重県警伊賀署は8月20日、伊賀市に住む20代男性がSNS型投資詐欺で現金1010万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 発表によると、5月初旬ごろ、男性は無料通信アプリ「LINE」を通じて女性を名乗る人物から「新しくファンドを立ち上げる。一緒にやらないか」などと言われ、指示されるままアプリをダウンロードするなどし、同月27日に市内の金融機関窓口で270万円、6月18日にネットバンキングで100万円を指定された口座に振り込み、計370万円をだまし取られた。

 また、同じ時期に投資情報を発信しているLINEアカウントのオープンチャットを通じ、男性を名乗る人物から優良株の売買をする人が参加するLINEグルーブに招待され、指示されるままアプリをダウンロードするなどし、ネットバンキングで6月2日に200万円、3日に100万円、25日に340万円を指定口座に振り込み、合計640万円をだまし取られた。

 同署によると、今年1月から7月末までに管内で認知したSNS型投資詐欺の被害は1件で、被害額は25万2000円だった。

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