【大会に向けて意気込む植田さん(左)と朝比奈さん】
8月25日から東京・有明テニスの森公園で開かれる「ユニクロ全日本ジュニア選手権大会」12歳以下ダブルスの部に、三重県名張市立北中1年の植田寧々さん(12)が、14歳以下シングルスの部に同南中2年の朝比奈咲来さん(14)が出場する。
主にランキング上位選手が出場でき、シングルス部門で8位以内、ダブルス部門で5位以内が全国に駒を進める東海予選は7月にあった。伊勢市の選手とペアを組んだ植田さんは、シングルスはあと1点で全国を逃したものの、気持ちを切り替え、積極的なプレーでダブルスは5位入賞。朝比奈さんは全国切符がかかった試合で終始リードしながらも、相手に傾きそうな流れを断ち、押し切って8位以内を決めた。
日頃から試合を意識し、「大事な点を取るためにどうプレーするか」を心掛けている2人。植田さんは力強さと状況判断の良さ、朝比奈さんは勝負強さが持ち味と話す朝比奈早瀬コーチ(44)は「全国大会に出場したことに満足せず、1つでも勝つという気持ちで、行けなかった子たちの分まで力を出し切ってくれたら」と期待を寄せる。
大会を前に、植田さんは「1点1点、集中して楽しくやりたい」、朝比奈さんは「1回でも多く勝って長く有明にいたい」と抱負を語った。
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