【熟し始めたパッションフルーツを手にする山﨑さん=名張市東田原で】

 三重県名張市東田原の山﨑輝夫さん(85)が自宅近くのビニールハウス一角で育てているパッションフルーツが収穫時期を迎えた。

 昨年初めて、鉢植えで育てたところ、20個ほど実が収穫できた。その種から伸びた苗2本を5月にハウスへ定植すると、2メートルほどの高さにまで育ち、7月に入ると緑色の実が50、60個付いた。

 パッションフルーツはトケイソウ科の植物で、果実の中には種の周りに甘酸っぱい果肉が入っている。ジュース用にしたり、アイス、ゼリーなどと組み合わせて楽しむことが多く、山﨑さんはヨーグルトに混ぜるのがお気に入りの食べ方だ。

 実は赤みを帯びてくると自然につるから落下するので、1週間ほど追熟させるとおいしさが増すといい、山﨑さんは「たくさん実ってくれてうれしい」と笑顔で実を眺めていた。

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