【来場を呼び掛ける実行委のメンバー=名張市役所で】

 戦争体験を語り継ぐ「戦争はいや!平和のつどい」が8月17日午前10時30分から午後4時まで、三重県の名張市役所大会議室(鴻之台1)で開かれる。無料。

 13回目の今年は戦後80年の節目。40代から80代の約30人でつくる実行委の他、市と市教育委員会が共催する。

 会場では、市民から寄贈された戦時中の写真や教科書、訓練に使われた木製の模擬銃、原爆の写真パネル、被爆者の証言を基に広島市立基町高校の生徒が描いた「原爆の絵」の複製など計約300点を展示する。

 午後1時からは平和を訴える市民グループによる朗読とコーラス、園児による合唱、同2時からは大阪空襲を体験した伊賀市の80代女性らによる講演や、名張市内の中学生で作るピースメッセンジャーによる平和メッセージの発表などがある。

 実行委の羽口和彦さん(72)は「各家庭で平和の大切さについて話し合うきっかけにしてほしい」と話した。

 同実行委は展示内容の更なる充実に向けて、戦時中の物品を所有する人に協力を求めている。

 問い合わせは羽口さん(090・7865・8445)まで。

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