【薪能のポスター】

 ライトアップした城を背景に、幻想的な能と狂言の舞台をかがり火で照らす「上野城薪能」(同実施委員会主催)が9月13日午後6時から、三重県伊賀市上野丸之内の伊賀上野城本丸広場で開かれる。

 能の大成者「観阿弥」の生誕地とされる伊賀地域の秋の風物詩で、今年で42回目。観世流能楽師の武田大志さんによる能の解説の後、狂言「萩大名」と能「船弁慶」が披露される。

 地謡を務める観世流能楽師の武田邦弘さんは「かがり火に照らされ、舞台映えがする曲を選んだ。歴史上なじみのある人物が登場するので、ゆっくりお楽しみいただけたら」と来場を呼び掛けている。

 定員は300席。指定席のS席は3500円(50席)、A席は2500円(30席)で、いずれも呈茶券付き。自由席のS席エリアは3000円(50席)、A席エリアは2000円(70席)、他の一般席(100席)は1500円で、高校生以下は700円。中学生以下は保護者同伴に限る。未就学児は入場不可。

 チケットは伊賀市文化会館(西明寺)と青山ホール(阿保)で販売しており、電子チケットサービス「テケト」(https://teket.jp/5744/51580)でも購入できる。中学生以下が対象の先着30人の無料招待もあり、両ホールで整理券を発行する。

 雨天時は、伊賀市文化会館に会場を変更して実施する。

 問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。

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