【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は8月4日、名張市内の50代男性が、SNSを通じて知り合った人物から投資話を持ち掛けられ、現金と暗号資産で計約110万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署で詐欺事件として調べている。

 同署によると、6月中旬にインスタグラムのダイレクトメッセージで、日本と米国のハーフの女性を名乗る人物から連絡があり、やりとりを続けるうちに、LINEで「投資で儲けている。一緒に投資をしないか」とFX(外国為替証拠金取引)への投資を持ち掛けられたという。

 7月13日、男性は指示された通りコンビニエンスストアのATM機で10万円を振り込み、後日ネットバンキングで約8万円の入金を確認した。利益が出ていると思った男性は、18日と23日に暗号資産を50万円ずつ購入し、同じ相手先のメールアドレスに送信。その後、相手が更に500万円分の暗号資産購入をしつこく勧めてきたため、怪しいと感じた男性が同署へ相談に訪れたという。

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