【久居‐上野 2回裏上野二死1、2塁 前川選手の右安打で2塁走者・池住選手が生還=津市で】

 第107回全国高校野球選手権三重大会(朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催)の1回戦6試合が7月7日、津市の津市営球場など3会場であり、伊賀地域の5校が初戦に臨んだ。近大高専、神村学園伊賀、上野、名張青峰が2回戦に進んだが、名張は惜しくも初戦で姿を消した。

 〈久居‐上野〉上野は右腕・川端陸斗投手(2年)が先発。初回、2回と相手に3塁まで走者を進められるも、スクイズを外すなど無失点で切り抜ける。打線は2回に大岡綾人選手(同)の犠飛で先制し、更に前川斗輝選手(同)、森地泰河選手(3年)の適時打で3点を先行する。7回にバッテリーエラーで1点加えると、8回に森地選手の犠飛で貴重な追加点を挙げた。川端投手は打たせて取る投球術で久居打線を完封した。

 川端投手を好リードした池住陽捕手(3年)は試合後、「相手が早打ちに来てくれたので、変化球を効果的に使って打たせて取ることができた。昨秋の地区予選でも負けていたが、チームの雰囲気が良かった。次もしっかり抑えて勝ちたい」とコメントした。

 〈名張‐津東〉名張は初回に1点を先制するが、その裏に2四球と長短3安打で4点を奪われる。先発の岡島弘征投手(3年)は2回以降、何度も得点圏に走者を進められるが、味方も堅守で盛り立てる。しかし、7回に2本の三塁打などで差を広げられた後は、8回に宮阪漣選手(1年)、岡島弘投手の連続適時打で2点を返すにとどまった。

 〈英心‐近大高専〉近大高専は初回から、主将・河口慶次郎選手(3年)の満塁弾など打者13人で10点、2回も1番・馬野伶桜士選手(同)の三塁打など打者17人で13点を挙げる。3回には新鍋慶樹選手(2年)、4回には河口選手のランニング本塁打も飛び出し、投げては2投手が打者15人中14人を三振、1人を遊直と走者を許さなかった。

 〈神村学園伊賀‐亀山〉神村学園伊賀は初回、3番・北田大晴捕手(2年)の適時打で先制し、2回にも失策絡みで2点を追加。その裏に三塁打などで2点を返されるが、3回に池内吏選手(1年)の犠飛などで2点、4回に失策絡みで2点を追加する。5回には4番・福島幸紀選手(2年)の走者一掃の三塁打で3点を追加して突き放し、主将・西川篤夢選手(3年)ら4投手の継投で勝利した。

 〈名張青峰‐水産〉名張青峰は3回、4番・為井友樹選手(3年)、5番・大林宇宙選手(1年)の連続適時打で2点を先制。先発の鶴我奏斗投手(3年)は6回まで5四球も被安打2で無失点に抑える。7回には再び為井選手の適時二塁打、8回は高北敬漫選手(3年)の犠飛で1点ずつ追加し、終盤は継投で逃げ切った。

※試合予定・結果は、YOUニュースサイトと「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」に掲載予定(速報ではありません)

 この結果、伊賀地域からは6チーム中4チームが2回戦に進んだ。次戦の予定は以下の通り。

〈2回戦〉7月13日
午前9時 神村学園伊賀名張青峰 @ダイムスタジアム伊勢
午後3時30分 近大高専-津東 @津市営球場
午後3時30分 上野-津工 @ドリームオーシャンスタジアム

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