【先制点を挙げたMF渡邊(右から2人目)=くノ一提供】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は6月28日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で日体大SMG横浜と対戦し、3‐0で4試合ぶりの白星を飾った。15節終了時の通算戦績は8勝4分3敗で、順位を1つ上げて首位と勝ち点8差の12チーム中2位に浮上した。

 6月に入ってからの3戦は2分1敗。複数得点が奪えず、終盤の失点で勝ち点を取りこぼす試合が続いていた。この日はスローインやコーナーキックを起点にした攻撃で得点を重ね、失点もゼロに抑え切った。

 先制点は前半38分、MF渡邊凜がMF平田ひなのがゴール前中央に送ったクロスボールを左足で合わせた。前半アディショナルタイムに奪った追加点は、コーナーキック後の混戦からペナルティエリア外の位置にいたDF秦美結がゴールに蹴り込んだ。3点目は試合終了残り1分、後半途中出場のFW正野瑠菜がMF増田玲那のクロスボールに反応し、右足で決めた。

 試合後、MF常田麻友キャプテンは「ここ3試合は終了間際での失点など、もったいない試合をしてしまっていた。今日は90分通して交代選手含め全員が集中して戦えた」とコメントした。

 リーグは7月から中断期間に入り、くノ一は次節の8月31日に三重交通Gスポーツの杜鈴鹿(鈴鹿市御薗町)で首位の朝日インテック・ラブリッジ名古屋と対戦する。

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