【5月の犯罪発生マップ】

 三重県警伊賀・名張両警察署がまとめた5月中の刑法犯認知件数(暫定値)は、伊賀署22件(前月比2件減)、名張署25件(同増減なし)だった。

 伊賀署では、侵入盗の被害が2件(ゆめが丘、平田各1)、自動車関連では自動車盗が2件(丸之内、柘植各1)、部品ねらいが1件(西柘植)発生した。

 名張署では、侵入盗が3件(名張駅前2、錦生1)、オートバイ盗が2件(名張駅前、桔梗が丘各1)あった。

特殊詐欺多発

 全国的に依然多発傾向にある特殊詐欺。伊賀・名張両署管内でも、警察官や市役所職員などを名乗り、電話やアプリなどを使って金銭をだまし取る詐欺の被害が相次いでいる。

 伊賀署管内では4月から5月にかけ、中国のチャットアプリ運営会社や警察官をかたる人物から「犯罪グループの中からあなたの口座が見つかった」などと言われた40代女性が、5回にわたって計3210万円をインターネットバンキングで送金し、だまし取られる被害が発生した。

 警察官がSNSを通じて連絡したり、捜査などの名目で金銭を要求したり金を振り込ませたりすることは無く、両署では「もし相手と通話をしてしまった場合、相手の名前や所属などを確認して一旦電話を切り、家族や知人、警察署に相談してほしい」と呼び掛けている。

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