【来場を呼び掛ける渡部さん(左)と川合さん】

 三重県年金者組合伊賀名張支部と「なばり9条の会」共催による講演会「戦後80年 なぜ性暴力はなくならないのか!?」が6月29日に伊賀市で、2017年に公開された韓国映画「雪道」の上映会が7月27日に伊賀、名張両市で開かれる。

 講演会は29日午後1時30分から伊賀市ゆめが丘1のゆめぽりすセンターで。講師は、アジア太平洋戦争下の慰安婦問題や沖縄戦研究などを専門とし、戦争孤児の調査をライフワークにしている、立命館大学非常勤講師の平井美津子さん。従軍慰安婦問題や沖縄の少女暴行事件、一連のフジテレビ問題などを題材に講演する。参加費は500円で、高校生以下と障害者は無料。

 映画「雪道」の上映会は来月27日午前9時から同センター、午後1時30分から名張市美旗町南西原の美旗市民センターで。上映する「雪道」は、従軍慰安婦とされた韓国人少女2人を題材に描いた122分の作品。参加費は500円で、高校生以下と障害者は無料。

 同支部の渡部有子さんと同会の川合一葉さんは「終戦から80年が経ち、幅広い世代に大切なことを伝えようと企画した。特に、将来に向けて学んでいる中高生など、次世代を担う子どもたちにこそ知ってほしいことがたくさんある。家族と一緒に来てもらえたら」と呼び掛けていた。

 問い合わせは渡部さん(090・9163・9595)まで。

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