【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】
三重県警名張署は6月25日、名張市の60代男性が、女性を名乗る人物から投資話を持ち掛けられ、暗号資産180万円分をだまし取られたと発表した。同署がSNS型ロマンス詐欺事件として捜査している。
同署によると、男性は4月1日ごろ、外国から帰国した日本とイタリアのハーフの女性を名乗る人物とインスタグラムで知り合った。LINEでやりとりをするうち、金取引の投資話を持ち掛けられた。
当初、男性は断っていたが、「3万ドル貸してあげるから運用してみて」などと言われ、ウェブサイトに登録。資産が増えたように表示されたため、出金しようと操作したところロックがかかり、カスタマーセンターを名乗る別の人物から解除費用を求められた。男性は指示されるまま、6月23日に暗号資産を指定されたアドレスに送信し、だましとられた。
相手から更に費用を求められ、不審に思った男性が同署に相談し、発覚。同署が25日に被害届を受理した。
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