【久留米絣の洋服などを紹介する服部さん(右)ら=名張市で】

 藍と白の幾何学模様が特徴的な、福岡県南部の筑後地方で受け継がれてきた「久留米絣」(国重要無形文化財)の洋服や帽子、かばん類などが並ぶ作品展が、6月14、15日に三重県名張市桔梗が丘3番町の「振袖専門館レンタル&フォト TACHI・花」で開かれる。入場無料。

 200年以上の伝統がある工芸品だが、現在はモダンな柄や明るい色合いの生地も増えてきたという。模様に沿って染めた糸を縦横に織り上げ、柄を合わせていく手法で、かつては各家庭で手織りしていたとされる。店主の服部由孝さんいわく、「私たちより詳しい久留米絣ファンの方もいる」そうだ。

 今回は小物も合わせ約150点を展示予定で、服部さんは「久留米絣のまだ知られていない魅力がたくさんある。実際に見て触れて気に入っていただけたら」と来場を呼び掛けた。

 時間は午前10時から午後6時までで、15日は午後5時まで。

 問い合わせは同店(0595・44・6555=水、木曜休)へ。

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