【練習する団員ら=名張市下比奈知で】

男声合唱団ありぎぬ

 「良い歌をたくさん覚えられる」「歌うことが認知症予防につながる」。2007年、三重県名張市内の歌好き仲間が集まって結成し、比奈知市民センター(同市下比奈知)などを拠点に、低音の奇麗なハーモニーを響かせている。

 現在は市内在住者を中心に60代から80代の9人が所属し、別の合唱団やゴスペルサークルに参加している熱心な団員もいる。

 ピアニストの中嶋薫さんによる伴奏と指導で、最初に発声練習、パートの和音を成り立たせるための「カデンツ」の練習などを経て、取り組み曲の練習に入る。日本の曲から世界の民謡、唱歌までジャンルは幅広く、現在は「羽生の宿」「遥かな友」「早春賦」などを練習しているそうだ。

 昨年は、市内の高齢者施設への慰問や、老人クラブの催し、市民センター祭りなどで発表の場が6、7回あり、今年は市民文化オンステージなどへの参加も計画中とのこと。代表の真砂幸治さんは「今年度は団員の親睦を兼ねてバーベキューをしたり、活動が知られるように単独の演奏会を開いたりしたい」と抱負を話した。

 活動は原則、毎週火曜の午後1時30分から同3時30分まで。月会費は3000円。

 問い合わせは真砂さん(090・3673・6612)へ。

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