【ホースを使ってアユの稚魚を放流する参加者=名張市夏見の名張川で】
三重県名張市内を流れる名張川で5月23日、名張川漁業協同組合がアユの稚魚約150キロを放流した。アユ釣りの解禁は6月21日で、漁法は友釣りに限る。
この日、組合員ら8人がトラックで運ばれてきたアユの稚魚を、バケツやホースを使って次々に放流した。同漁協によると、放流したアユは体長約13センチで、和歌山県の海産。解禁日には18センチほどまで成長する見込みだという。
解禁日前の放流は、この日を含めて3回。琵琶湖産300キロを5月20日に放流済みで、6月6日に更に300キロを放流する予定だという。
友釣りは、縄張り争いをするアユの習性を利用した漁法で、おとりのアユを追い払おうと体当たりした川のアユを針で引っ掛けて釣る。山端武彦組合長は「アユをけんかさせて引っかけるのは難しいが、それが魅力」と話す。
遊漁料は年間券1万1000円、1日券3000円など。市内の釣具店の一部で販売する。同漁協のホームページ(https://www.nabarigawa-gyokyo.com/)では、釣り場マップなどが公開されている。
問い合わせは同漁協(0595・64・7722)まで。
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