【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】
三重県警名張署は5月12日、傷害致死の疑いで名張市の無職の男(86)を再逮捕したと発表した。
発表によると、4月20日ごろから22日ごろまでの間に、市内の自宅で、2人で暮らす妻(85)に暴行を加え、頭や両腕、腰などに皮下出血などのけがを負わせ、死亡させたとされる。
同署によると、22日にデイサービスの職員が2人の家を訪問し、台所で倒れている妻を発見。搬送先の病院で死亡が確認された。男は同日、傷害容疑で逮捕され、「デイサービスの準備が遅かったことに腹を立てて、妻の顔面を拳で殴った」などと話していた。
24日の司法解剖で、妻の死因は多発外傷による外傷性ショックと判明。同署は捜査の結果、男の暴行と妻の死亡に因果関係があるとみて逮捕した。
調べに対し、男は「よく覚えていません」と否認しているという。同署は、男が妻に対して日常的に殴る蹴るの暴行を加えていたとみて、動機など調べている。
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