【電柱上の鳥の巣の拡大(提供写真)】

 送配電を担う中部電力パワーグリッド(本社・名古屋市)は、電柱上に作られた鳥の巣の写真や場所、電柱の番号などを投稿すると、謝礼として300円相当のデジタルギフトを受け取れるキャンペーンを、5月31日まで三重県と愛知県で実施している。三重県内での実施は今年が初めて。

伊賀市内で今年発見された電柱上の鳥の巣(同)

 同社によると、春から初夏にかけ、カラスなどの鳥による電柱上での巣作りが多くなる。巣の材料となる木の枝や針金などが電線に接触するとショートし、停電が発生する原因となる。

 伊賀地域では昨年、鳥の巣が原因の停電が2件発生。電柱上で発見した鳥の巣は548個で、撤去数は553個だったという。

 同社伊賀営業所の担当者は「停電を防ぐには早めの発見が大事なので、ご協力いただきたい」と話した。

 謝礼の対象者は第一発見者。投稿は専用サイト「鳥の巣みまわりキャンペーン2025」(https://powergrid.chuden.co.jp/torinosu_cp/)から。

2025年5月10日付891号22面から

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