【賞状や盾を手に花壇の前に立つ福井さん(右)と川口さん=名張市美旗町南西原で】

 学校花壇の出来栄えを競う「フラワー・ブラボー・コンクール」で、三重県名張市美旗町南西原の特別支援学校伊賀つばさ学園が、県内で最優秀賞に次ぐ特別賞(国土交通大臣賞)に輝いた。3年連続の入賞で、中学部の園芸班、サービス班の生徒7人と教職員が協力しながら世話を続けてきた。

 同コンクールは中部地方の7県1市や県教委などでつくる実行委員会が、参加校にマリーゴールドやサルビア、ニチニチソウ、メランポジウムなど約1万粒の種を無償で提供し、夏休み明けごろに花壇の配色や調和、植栽量、生育状況などを実際に確認して審査する。

「また来年も」

 同校は参加2年目の2022年に優秀賞(日本植物園協会賞)、23年も優秀賞(東海ラジオ賞)を獲得している。今年は、正面玄関前にあるレンガで囲んだ花壇の植物を6月にサービス班3人が全て抜いて準備し、セルトレーで発芽させた苗を7月に入ってから園芸班4人が、手入れしやすいよう線状に植えていった。

 今年は酷暑で水やりが思うようにできなかったというが、園芸班リーダーの川口透弥さん(中学部1年)とサービス班の福井貫太さん(同)は「うれしいけれど、大賞が取れなくて悔しかった。また来年も頑張りたい」と感想を話した。

 伊賀地域では今年、2校が優秀賞に入り、名張市の箕曲小が知事賞、伊賀市の島ヶ原中が中日新聞社賞に輝いた。

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