女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は9月7日、鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で朝日インテック・ラブリッジ名古屋と対戦し、1‐0で勝利した。
くノ一は6連勝。順位が1つ上の3位名古屋と勝ち点5差に縮めた。2か月間のリーグ中断期間や台風接近による中止を挟んでも勢いが止まらず、好調さを維持している。
決勝点は後半22分、FW正野瑠菜がゴール正面からシュートを決めた。交代出場から約2分後の場面で、MF平田ひなのが出したゴール前へのパスに反応。相手ディフェンダ―から球を奪い取り、ゴール左隅に蹴りこんだ。
守備では主将でボランチのMF常田麻友と、コンビを組むMF村上日奈子が中盤で奮闘。球際の攻防で存在感を示し、名古屋の攻撃の芽を摘んだ。試合終了間際に与えたPKの場面では、GK後藤優香の読みが冴え、見事なシュートストップで失点を阻止した。
試合後、正野は得点シーンについて「最後まで諦めなかったら何かが起こると思い、目の前の相手に勝ちたい気持ちでプレーしていた」とゴールを振り返った。
くノ一は次節の15日、伊賀市小田町の地元本拠地、上野運動公園競技場で10位のスペランツァ大阪と対戦する。
- Advertisement -