【ふきだわらの写真を手に参加を呼び掛ける福森会長(提供写真)】

 三重県伊賀地域や近隣の奈良、京都などで田植えの季節に作られてきた郷土料理「ふきだわら」を実際に作って味わう催し「ふきだわらを語ろう食べよう会」が、6月9日午前10時から伊賀市沖の依那古地区市民センターで開かれる。定員30人(先着順)。

 主催は、同地区を中心に活動する「依那古語り部の会」(福森昌生会長)。郷土料理として親しまれてきたふきだわらを作って食べながら、地域の食文化について語ろうと企画した。

 温かい豆ご飯のおにぎりをフキの葉で包むことで、香りと塩味が素朴な味わいのふきだわら。同会事務局の辻喜嗣さんは「ふきだわらを食べたり供えたりすることは少なくなりつつあるが、この機会に一緒に食べながら語り合えたら」と参加を呼び掛けた。

 参加費は500円。

 問い合わせ、申し込みは同センター(0595・37・0025)へ。

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