三重県伊賀市が、市内にある主な施設12か所の大型連休中の観光入込客数を発表した。今年は4月27日から5月6日までの10日間に計9万7468人が訪れ、昨年(9日間)より1万783人多かった。

 最も多かったのは伊賀焼窯元長谷園の「窯出し市」(丸柱)で3万5000人。伊賀の里モクモク手づくりファーム(西湯舟)の2万5796人、伊賀の国大山田温泉さるびの(上阿波)の1万354人が続いた。島ヶ原温泉やぶっちゃの湯(島ヶ原)は8182人で、これら市中心部から離れた4施設は昨年より人出が増えた。

 一方、市街地にある伊賀上野城(上野丸之内)は6629人、伊賀流忍者博物館(同)は8788人で、どちらも昨年を下回った。3日から5日の「伊賀上野NINJAフェスタ」には昨年より1000人多い延べ約1万6000人が訪れた。

 また、県発表によると、名張市の赤目四十八滝(赤目町長坂)は昨年比115・5%の1万205人だった。4月20日にオープンした赤目水族館や駐車場の無料化などが入込客の伸長につながった。

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